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100年続く企業やモノは珍しい……という観点で転職を考える

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大学生人気就職ランキングといったものが毎年発表されます。
具体的な企業名をここで上げるのは少し問題があるので触れませんが、数年前、十数年前、数十年前のものを見比べると、面白いことがわかります。
昔のランキングほど、上位の会社は、もう存在しないか(廃業や統合、吸収合併などで)、一度潰れてしまったか、すでに業態が変わってしまったか、といった企業が多いのです。
これは何を表しているのでしょうか。
私は、次の二つだと思います。
それは
大学生に企業の将来を見る洞察力がない
今、大手の企業でも、いつまでも栄えているとは限らない

大学生の企業を見る目は極めて保守的で機能していない

結局、大学生は、世間知らずなのです。
だから、就職を考えるとき、その時に有名な会社、知っている会社、一部上場の会社といったところから、自分の就職先を希望してしまうのです。
もしかして、あなたもそんな考えで今の会社に就職したのではありませんか?
そして今、正にそんな気持ちでまた転職しようとしていませんか。そんな気持ちでの転職は、ちょっと待ってくださいね。

過去、今、そして未来を考えて転職を

例えば、腕時計。数年前に既に、使っている大人は50%と言われていました。かつて大人の象徴して多くの人の腕に君臨していた腕時計。それが今では、もうその座は降りているのです。
電話と言えば今はiphoneを代表とするスマホ全盛の時代です。でもかつては家に据え置いてあった黒い電話でした。車は一家に少なくとも一台の時代がしばらく続きましたが、今、東京では車を持たない家族も増えてきていると聞きます。さらに若者が車離れをしている……。かつて小売の王様だったデパート百貨店も、今は青色吐息……。
社会の構造は、いつの間にか、変わっていくのです、それも想像より速いスピードで。
あなたが、選ぶ転職先は、今、はやっている会社という単純な理由ではまずいのです。

社会の構造や産業の流れ、世界の情勢を読め

とにかく、時代の流れを読まなければいけません。
時代はどのように変わっていくか。自分の頭で考えて行動する習慣をつけなければなりません。
マスコミは30年くらい遅れていると考えていいでしょう。それはテレビ番組を10分見て、大手の新聞や日経や産経などの新聞を5分読めばわかります。もう、本当に30年遅れているので、あなたはマスコミの情報を鵜呑みにしてはやっていけません。
たくさん流れていく情報を、自分の考えと判断で取捨選択し、生きていくしかないのです。
100年続く会社やモノは極めて少ない。
必要な仕事も、100年続くものは、同じように少ないです。
ただ、変わりゆくモノの中で、決して変わらないものがあります。
それは変わりゆくモノの中にエッセンスとしてあるのです。
あなたがそれを見つけることが、できるかどうか……
転職して給与を一気に上げることができるかどうかは、そこにかかっています。

既に2人に1人が転職する時代。安定した会社というものは存在しないのです。
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