第二新卒という言葉を、最近よく聞きますよね。転職を考えている人にとっては、第二新卒という言葉、気になりますよね。さて、第二新卒とは、一体誰のことなのか? 何歳まで? 私は、第二新卒になるのか、ならないのか? そもそも第二新卒という言葉には、定義があるのか? 厚生労働省がどこかの官庁・省庁等が定義をしっかり決めているのか?
第二新卒の、決まった定義はない
第二新卒という言葉に正確な定義はありません。おそらく、誰かが、あるいはリクルート系の転職サービス会社が作った言葉と思われます。このようないろいろな意味で都合の良い言葉が自然発生することはなかなかないと思います。何れにせよ、第二新卒という言葉には、これといった定義はないのです。
では、一体どういう意味なのか。
あなたが転職市場を生きていく上では、いい会社に転職するためには、第二新卒の意味を知っていた方が、有利になるはずです。
第二新卒の一般的な定義
第二新卒の定義をはっきりさせておきましょう。
- 大学を卒業していること
- 少なくとも1度、企業に就職していること
- 20代であること
以上の3点です。
この定義をよく考えて見ると、第二新卒を募集する会社の意図が見えてきます。あなたが第二新卒者であるならば、その意図を汲み取って転職戦略を立てれば、希望の会社に上手に転職できる確率も高くなるはずです。
第二新卒を募集する企業の思い
さて、なぜ、企業は第二新卒を募集するのでしょうか。それは次の二つのことが考えられます。
- 比較的即戦力を求めている
- 採用するなら、若い人がいい
この二つです。
大卒の新人の場合、就職したその会社で戦力になるのは、早くて2年、遅い場合は5年と言われています。
かつてのように、右肩上がりの時代で、企業にもゆとりがあった時代は、大学の新卒をじっくり育てる余裕がありました。もともと大学を卒業できるほどの学力を持っているわけですから、数年間、給料を払いながらでも育てる、それなりに投資すれば、しっかり回収できたのです。
しかし、今は、企業サイドにゆとりがありません。育てる時間がもったいない、そういう状況になってきているのです。
会社は常に若い人材を求めますから、若い人材は欲しい。でも、使えない人材を使えるようになるまで育てるゆとりはない。このようなジレンマを抱くようになってきました。このジレンマを解決してくれるのが、第二新卒の採用なのです。
第二新卒としてのアピールポイントは、若さと実力
だから、第二新卒として転職したい会社に応募する時は、アピールポイントはその二つ。
若さ、と、実力です。
若さはまあ、年齢がわかっているのですから取り立ててアピールする必要はないのですが、面接などで若々しさをアピールする必要はあります。20代にして老成している、そんな感じは企業サイドは求めていませんからね。
そしてもう一つ、あなたの実力。これこそが、あなたがアピールするべきポイントです。
大学を卒業して数年間勤務した会社で、一体あなたは何を身につけたのか。これが勝負どころです。
間違っても「大学時代にサークルの幹事長をやってました」とか「バイトでリーダーを任せられていました」なんてバカな発言をしてはいけません。おそらく、それ一発でアウト。失格、不採用です。今どき、新卒の採用でもそんなことを言う学生は即アウトです。
あなたは、大学を卒業して就職した会社で、何を学んだか。アピールすべきはそこなのです。
では、具体的にどのようにアピールすべきか……それは、こちらの「第二新卒が転職で成功するための最低条件とは」で。
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