私が勤めた会社の話です。完全に実話にすると、その会社はまだ存在するのでそのまま話せません。なのでA社として90%くらいの事実を話します。
こんな会社に勤めてはだめだ、という実話です。
当時、華やかに伸びていた会社ではあった
伸びていたんです、その会社は。その業界においては日本で初めて株式を一部上場した直後で、飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
ただ、今考えると、経理から何からズブズブで、よく一部上場できたな、でもまあいいか、と気楽にかんがえていました。
その会社に移籍して5年後くらい、40歳をむかえるころには年収も1000万を突破して、私も昇進し、このてんしょくは成功、と思っていたのですが……。
ある時期から給料が上がらず下がるようになってきました。
今でこそ、その本質的な原因はわかりますが、当時は、大きなクライアントを失ったせいだ、と思っていました。もちろんそれも、相当大きな原因ではあったのですが、それはあくまでも現象。きっかけに過ぎず、本当に原因は、他のところにあったのです。
会社は伸び盛りだったが、業界は衰退を始めていた
確かにA社は伸びていたのです。しかし、業界は衰退を始めていました。私はそこまで考えが至らなかったのです。
実際、その業界は、一番大きな売り上げを上げている会社を見ても、無理しているなあ、と感じるばかり。限界はそこまできています。
その原因はインターネットなのですが、私は(おそらくこの業界に昔からいた人も)インターネットの影響がそこまで響くとは、大きいとは想像もつかなかったのです。しかし一方で、この業界へのインターネットの影響は凄まじくなる、と予測できていた人は、このカテゴリーと重なりながらも少し違う場所で起業し、今や天下を取っています。
時代が読めるか、読めないか。
その業界が、上り坂なのか、下り坂なのか。
その会社だけではなく、業界もしっかり見てください。業界全体が落ちていくタームに入っているのであれば、もはやそこでビジネスをしている会社も、下がっていくのです。
平気で行われていた、横領などの不正
さらに、そのA社では、今考えれば嘘のような不正が行われていました。
多くの社員は仕事を発注している業者からキックバックをもらっていました。ある時期、社員同士でそのキックバックの暴き合いになり、最終的に一番キックバックをもらっていた人間が勝ってしまい、ある部署のトップになってしまいました。
人事権を過剰に使い、脅し、当然キックバックは続け、その横領額は億単位。ついに国税の査察が入ったのですが、そいつはロスでマネーロンダリングをして犯罪までにはなりませんでした。
一応、そいつは辞任という形で会社からいなくなりましたが、辞任ということは退職金をもらって辞めているわけで、今でも悠々と暮らしているのです。
そんな会社が、上手くいくわけがありません。私はその前の段階で、腐った会社から次の会社へ行くべきでした。みんな、そいつが怖くて何もできない、そんな会社に何年もいたことに後悔しています。
ダメな会社には、早く見切りをつkて、即、転職
会社は伸びていても、その業界は伸びていない。このケースは要注意ですね。その会社に転職することがリスクが高いことがわかりにくいですから。
もう一つ、内側しか向いてない会社、不正が行われていても自浄能力のない会社、これはダメですね。ある種のブラックですから。
それにしても私は、この両方でダメな会社に勤めていたのですね……。
この二つのダメダメ例に関しては、また別の機会に記事にしたいと思います。
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